2026年4月10日 提案資料

POWDER UNION — 地域経済統合戦略

雪が降るたびに、
地域が豊かになる。

テクノロジーで守り、インバウンドで攻め、ラグジュアリーで選ぶ。
日本の地方創生における、三位一体の答え。

Defense × Offense × Luxury Stewardship

The Problem

キャッシュレス化が進むほど、
地方の富は吸い出される。

政府が掲げる決済比率80%の目標。しかしその陰で、地域の店舗が支払う手数料は年間最大8.6兆円規模で都市部の決済会社へ流出し続けている。利便性の向上と引き換えに、地方経済は静かに空洞化していく。

8.6兆円
年間手数料流出の推計上限
キャッシュレス普及とともに地域外へ流れ出る決済コスト
80%
政府目標・キャッシュレス比率
共通ポイントは一時的な消費喚起に留まり、地域内循環を生まない

Defense Strategy

守り — 地域専用アプリで、
1円たりとも逃がさない。

交通・飲食・行政手続きを一つのアプリに統合。決済手数料を地域の財源とし、住民・店舗・自治体の三方よしを実現する。

住民
ワンアプリで生活完結
交通・決済・行政をひとつに
店舗
高手数料からの解放
地域内決済の収益を地元へ還元
自治体
行政コストの削減
手続きのデジタル化で業務効率化
地域全体
持続可能な経済循環
手数料収益を地域財源として再投資

Offense Strategy

攻め — 世界水準のスノーリゾートで、
外貨を呼び込む。

観光庁補助金を活用し、スキー場・宿泊施設を世界レベルへアップグレード。ドルやユーロを直接地域経済に引き込み、インバウンド消費を「守り」のアプリで地域内に留める。

「守り」で漏れを塞ぎ、「攻め」で水を注ぐ。
この二段構えこそが、最高の循環をつくる。

The Vision

統合戦略 — 点と点をつなぐ。

インバウンドで呼び込んだ消費を、地域専用アプリで確実に循環させる。二つの戦略が重なるとき、地方創生は補助金頼みから自己増殖する経済圏へと変わる。

Offense
スノーリゾート整備
世界から観光客を誘致
Defense
地域専用アプリ
消費を地域内に完全循環

Beach → Snow

ビーチリゾートは先を走っている。
その知恵を、山へ。

モルディブやヌサドゥアは、島・ゲートという物理的制約から必然的に「完結型リゾート設計」を洗練させてきた。ウィンターリゾートは大規模ゆえに開発が遅れている。これは逆転のチャンスだ。

モデルビーチの先行事例スノーへの逆輸入
1リゾート完結型モルディブ — 島全体がホテル。外部からの侵入が物理的に不可ゲレンデ・宿泊・温泉・決済・行政手続きをアプリ一本で完結
ゲーテッド設計ヌサドゥア — 政府管理の隔離エリア。24時間警備ニセコ富裕層ゾーンの動線分離。エリア外との境界を「設計で守る」
安心料の価格組み込みセキュリティ・プライバシー管理コストが宿泊料に当然含まれる宿泊税・施設料にマナー管理・パトロール費を明示的に乗せる
送迎の完全内製化空港からホテルまではホテル専用車。流しタクシーを遮断新千歳・札幌からのプレミアム送迎を地域管理に一本化

Luxury Stewardship

スキーは、富裕層の遊びだ。
それを明確にする。

量を追う観光から完全にシフトする。高単価・長滞在・投資意欲のある層だけをメインターゲットに据えることで、混雑緩和・マナー向上・地域還元を同時に実現する。

Niseko Luxury Stewardship

"Niseko is for those who appreciate true luxury and responsibility.
Skiing as an exclusive winter privilege."

Vision & Messaging
公式ビジョンの刷新
観光PRではなく「Niseko Luxury Stewardship」を掲げる。富裕層向けチャネル(プライベートジェット誌・ラグジュアリートラベルエージェント)に予算を集中。「守ることで得られるexclusivity」を映像で伝える。
Price & Access
価格とサービスで選別する
宿泊税定率制でマナー向上・パトロール増員を財源化。「Niseko Luxury Certified」認証制度で高品質施設を優遇。VIPプライベートレッスン・優先リフトパス・リフト券総量管理を実施。
Steward Pledge
共同育成誓約プログラム
チェックイン時に富裕層向けオリエンテーションを実施。寄付オプション(マナー基金)で「地域貢献者」に特典付与。雪崩・安全マスタークラスや高級版雪育を有料展開。
Community Return
投資の地域還元を明確化
「Niseko Future Forum」で富裕層投資家と住民が意見交換。Park Hyatt・Ritz-Carltonなどの進出がもたらす地価・税収上昇を住民インフラ整備へ直結させる仕組みを条例化。
安全・治安
マナー違反の自然減少
客層の選別がルール遵守文化を自動的に形成する
持続可能性
混雑緩和と環境負荷低減
住民満足度を保ちながら「第二のニセコ問題」を回避
経済循環
高単価消費で安定税収
高品質サービス人材の雇用とインフラ投資が同時進行

5 Evolution Strategies

ニセコを世界最強ブランドへ。
5つの進化戦略。

観光庁「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進検討委員会」最終報告書の方向性と完全に一致した、議員として即推進可能な5つのスキーム。

01
Four-Season Resort
オールシーズン型マウンテンリゾートへの完全転換
冬季依存を脱却し通年稼働を実現。MTBパーク・グランピング・ウェルネストレッキングで富裕層向け「夏のプライベートリトリート」を高単価化。宿泊税を通年インフラ基金に転換。
02
Decarbonization
サステナビリティ認証取得と脱炭素リーダーシップ
Mountain IDEALやGSTC相当の国際認証をニセコ全体で取得。リフト電力100%再エネ化とPOWチケット導入で欧米富裕層の「責任ある贅沢」需要を独占。
03
Smart DX
AIによるスマートVisitor Management
統一アプリでリフト・レッスン・温泉・食事を一括予約。動的プライシングとマイナンバー連携で日本人優遇割引を自動化。国補助金で「ニセコDXプラットフォーム」を構築。
04
Wellness Integration
ウェルネス統合による「プレミアム体験」拡大
ゲレンデ直結の温泉+アイスバス+栄養指導プログラム。「パウダー&オンセン・リトリート」として国際PR。スキー=ライフスタイル投資へ深化。
05
Regional Consolidation
エリア統合型コミュニティ主導開発
ヒラフ・アンヌプリ・グランを「Niseko Mountain Collective」として共同ブランド化。「Niseko Future Council」で開発計画を住民と共同決定。道条例改正でエリア税制優遇を推進し、日本全国のスキー場モデルに。

Infrastructure Partners

構想を支える、
2つのインフラ。

決済・交通ITはウェルネット株式会社、整備補助金は観光庁スノーリゾート形成促進事業を活用する。

Payment & Mobility
ウェルネット株式会社
クレジット・コンビニ・銀行ATM・電子マネーをワンストップ提供するマルチペイメントサービスと、交通系デジタルチケット販売のMaaS型基幹システム「Altair Triple Star Cloud」を保有。決済と交通ITを一社で完結できる稀有なインフラパートナー。
活用領域 → 地域専用決済アプリ / リフト券・交通・宿泊の統合チケット / 動的プライシング基盤
Government Subsidy
観光庁 国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業
DMOとスキー場事業者等が共同策定する「形成計画」に基づき、コンテンツ造成・受入環境整備・スキー場インフラ整備の経費を国が補助。令和8年度予算「観光振興事業費補助金」として実施。
活用領域 → 施設整備 / DXプラットフォーム構築 / インバウンド受入環境整備
公募締め切り:令和8年5月15日(木)正午必着 — DMOまたは協議会との共同申請が必要。申請先:観光庁 観光地域振興課 / hqt-snowresort@gxb.mlit.go.jp TEL:03-5253-8327

Legislative Action

議会で動かせる、
今がそのタイミング。

5つの戦略はすべて観光庁の政策方向性と一致しており、議員提案として即座に動ける土台が整っている。

条例案
ニセコ・マウンテンリゾート振興条例(仮)
サステナブル認証・DX・通年化を一括推進
補助金
観光庁スノーリゾート補助金
施設整備・認証取得・DX構築に活用可能
参照事例
白馬・Aspen・Whistler
四季型転換・再エネ化の先行成功モデル

Global Potential

これは日本だけの話ではない。

地方の空洞化は世界共通の課題だ。POWDER UNIONが示すモデルは、同じ問いを抱えるすべての地域に対する、一つの答えになりうる。

ルールと贅沢が共存する、
本物のスキーリゾート。

"Niseko is for those who appreciate true luxury and responsibility.
Skiing as an exclusive winter privilege."